「なんだか文章が単調だな」「です/ますばっかりの記事だな」とお悩みではありませんか?
語尾がいつも同じだと、読者はマンネリを感じ記事に飽きてしまう可能性があります。
そこでこの記事では、文章に多用されがちな「です/ます」を変化させるテクニックを例文と一緒に紹介します。
ぜひ語尾に変化をつけ、読みやすい記事を執筆していきましょう。
語尾の変化テクニック1: 推定「〜でしょう」
【例】美味しいケーキにきっと満足します
→美味しいケーキにきっと満足するでしょう
単調な語尾「です/ます」を変化するひとつめのテクニックは、「~でしょう」を使うことです。
この推定・提案という形で文章を終えることにより、文末が単調になるのを防ぐと同時に、柔らかさを感じられる効果もあります。
例えば、「きっと満足します」と言い切ると、少し押しが強い印象を与えます。
読者によっては「本当に満足できるの?」という反発心が生まれるかもしれません。
そこで、語尾を少し変えて「〜するでしょう」にすると、意見の押しつけを薄めつつも、読者に提案や筆者自身の考えを伝えることができます。
語尾が「です」「ます」ばかりでマンネリを感じてしまう場合は、推定・提案という形の「でしょう」を使って文末が単調になるのを防いでみてくださいね。
語尾の変化テクニック2: 体言止め
【例】美味しいケーキにきっと満足します
→きっと満足する美味しいケーキ
体言止めを使うと、「です/ます」ばかりの単調な文末に変化をもたらすことができます。
体言止めとは、文の末尾を名詞や代名詞などの体言で終わらせる表現方法のこと。
文末を体言で終えると、単調な文章にメリハリがつくと同時に、筆者が「これはイチオシ」というポイントを伝える文章にできます。
例えば「今度の週末に行くのにオススメのスポットはこの場所です」と書くよりも、「今度の週末に行きたいおすすめスポット」と言い切る方が、よりおすすめ度が高い印象を与えられます。
語尾の変化テクニック3: 否定表現を使う
【例】この美味しいケーキに満足します
→こんな美味しいケーキに満足しないはずありません
単調な語尾「です/ます」を変化するテクニックのひとつに、否定表現を使う方法があります。
否定表現は「打ち消し」や「否認」を意味しますが、紹介したいものと一緒にあえて使うことで「推し感」を強めることが可能です。
例えば
- このケーキの美味しさは、食べなければわかりません。
- このケーキの美味しさに感動すること間違いなし。
あえて否定表現を使うことにより、読者に意外性や期待感を与えることができます。
肯定文や「です/ます」の文末表現よりもおすすめする気持ちが強いため、商品紹介などに使うと効果的です。
語尾の変化テクニック4: 疑問文を使う
【例】この美味しいケーキに満足します
→この美味しいケーキに満足しませんか?
疑問形を使う方法も、単調な語尾「です/ます」を変化させるテクニックのひとつです。
例文のように「しませんか?」だと、提案する形となり押しつけ感がなくなります。
また、複数のものを紹介する場合、すべての文末が「〜です」「〜します」だと、文章の変化がなく飽きやマンネリが生まれます。
そこで疑問形「〜してはどうでしょう」「〜はいかがでしょうか」を入れることで、読みやすい文章となります。
例えば
- 冬に行くならこのお店です→冬にこのお店はどうでしょうか?
- この季節食べたいものは鍋です→この季節は鍋にしませんか?
他にも、疑問文を入れることで、次の文章に繋げやすくなります。
なかなか文字数が埋まらない……という場合にもおすすめです。
例えば
寒い季節は鍋にしませんか?この冬におすすめの鍋は、〇〇食品から新しく出たトマト鍋です。トマトは夏の野菜のため、冬は食卓から消えがちですよね。でも、この製品はトマトがふんだんに使われているため、冬でも…
語尾の変化テクニック5: 命令文を使う
【例】この美味しいケーキに満足します
→この美味しいケーキに満足してみてください
単調な語尾「です/ます」を変化させるテクニックとして、命令形を使う方法もあります。
「おすすめです」「楽しいです」という文末を「〜してください」という命令形にすることで、読者に行動を促す文章になります。
例えば
ここに行けば必ず見つかります。
ここに行って見つけてみてくださいね。
行くならこの時期です。
ぜひこの時期に行ってください。
素晴らしさに感動します。
素晴らしさに感動してください。
素敵なプレゼントが見つかります。
素敵なプレゼントを見つけてください。
ただし、命令形は読者への主張が強いです。
「ぜひ」「気になったら」「〜くださいね」など、文章を柔らかい雰囲気に変える単語と一緒に使うのがおすすめ。
文末が単調になったときに、ぜひ命令形を使ってみてくださいね。
「です」「ます」だらけの語尾を変える!変化テク5選まとめ
文末が同じ表現だと、読んでいる方は飽きを感じます。
しかし、「です/ます」以外の文末は使いなれないとなかなかポンと出てくるものではありません。
執筆した文章を読み返し「文末が単調」と感じたら、ぜひこの文末変化テクニックを使ってみてくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。