皆さんは仕事を楽しいと感じていますか?
私は本業がけっこう楽しいです♪
「仕事が楽しい」と感じる人に理由を聞くと、以下のような答えが返ってきました。
- 人と関われる
- 人の笑顔が見られる
- 感謝やお礼の言葉をもらえる
- 人や社会の役に立っていると実感できる
数人に聞きましたが「仕事が楽しい」と感じる瞬間は、人と交流するときが多いようです。
確かに、自分の仕事ぶりを褒めてもらえたり感謝されたりしたら、とても嬉しいですよね。
人から笑顔や感謝をされる……そのような人と深く関わることのできる職業は、どのようなものがあるのでしょうか?
すぐに思い浮かぶ職業だと、医者や教師・弁護士など、資格やスキルが必要なものが多いと思います。
しかし今回は、資格がなくても携われる、人と深く関わることのできる職業を紹介します!
(もちろん、資格はあれば役に立ちますが)
資格不要!人と深く関わるおすすめの仕事5選!
人と関わる仕事と聞くと、接客を伴う業務を担う職業をイメージしますよね。
例えば
- 小売店やスーパーの店員
- 飛行機や新幹線などの客室乗務員
- 飲食店のホールスタッフ
しかしこの章では、これらの仕事以外にも、さらに人と深く関わることのできる仕事を5つ紹介します。
人と関わることが好きな人は、紹介する仕事も楽しいかもしれません。
ぜひご自分が向いている仕事を発見するきっかけにしてくださいね。
営業職
【仕事内容】
- 自社の商品やサービスを販売する
- 顧客に商談やプレゼンをする
【求められる/得られるスキル】
- コミュニケーションスキル
- 傾聴力・質問力
- 課題発見能力
- ロジカルシンキング
【おすすめの理由】
営業職と聞くと、押し売りなどのネガティブな印象を持つ人もいるかもしれません。
しかし、営業の本質とは「相手が求めているものを提供する」こと。
相手(顧客)が何に困っていて、何を欲しているのかがわからなければ、売り上げにはつながりません。
相手の願望を深く掘り下げる質問力や傾聴力が求められます。
そのため、相手の欲しいものを察する・提供するのが得意な人にはぴったりの仕事です。
また、学歴や前職よりも、結果や成果が評価される仕事です。
自分の頑張りが成果に直結すれば、高収入も狙えますよ!
ただし、営業職は「残業代」がない可能性があります。
私の本職の商社でも「残業代は給与に込み」なので、そこはきちんと確認・理解しておきましょう!
コンサルタント職
【仕事内容】
課題を抱えている組織から依頼を受け、その解決に向けた支援活動を行うこと。
業界によって、どのような課題をどのように解決するかが異なるため、依頼者とのコミュニケーションが必須。
【平均年収】
どのようなコンサルタント業かで収入は異なります。
例えば
- 経営コンサルタント 550万円~650万円
- ITコンサルタント 450万円~550万円
- 建設コンサルタント 350万円~450万円
成果がボーナスとして上乗せされるため、変動あり。
【求められる/得られるスキル】
- 課題解決能力
- 質問力/傾聴力
- ロジカルシンキング
- 洞察力/分析力
- プレゼンテーション能力
【おすすめの理由】
コンサルタントは、企業が抱えている問題や課題を解決する支援を行う仕事です。
そのため、顧客側がどのような問題を抱えているかを把握する分析力や質問力、そしてその状況をどう解決するかという問題解決能力などが必要になります。
人の相談に乗ったり、人に頼られたりすることが好きな人に特におすすめです。
コンサルタントも営業職と同様に、結果や成果がすべて。
学歴や前職はあまり重要視されず、成果さえ出れば高収入も狙える職種です。
人事
【仕事内容】
企業の中で社員の採用や研修・評価の管理を行う部署。
非常に重要な人材資源を引き受ける、企業の中心部。
経営者や経営幹部などの組織の上層部だけでなく、就職希望者や社員とも連携を取り、人事戦略を組む。
【平均年収】
約450万~550万円
他の管理部門職種と比較すると高い傾向にある。
ただし、採用や離職など他人の人生を大きく左右する決断も求められます。
ストレスも多いようですので、年収だけを見て決めないようにしましょう。
【求められる/得られるスキル】
- コミュニケーションスキル
- スケジュール管理能力
- ライティングスキル
- 法律の知識
【おすすめの理由】
人事職は、人を育成し、うまく活かすことを考える仕事です。
社員一人ひとりと向き合い、それぞれの能力を発揮することができる環境を整えることが重要になります。
そのため、日ごろから人をよく見て、よく関わる必要があります。
人事異動を考えるにも、現場と人の相性を考えねばなりません。
相手の状況を考えたり、組織構成を考えたりすることが得意な人におすすめです。
そして、人事部は会社の核を担う部署になるため、その分給料も高く設定される傾向にあります。
講師職
【仕事内容】
実際に前に出て、生徒に授業を行うこと。
授業の事前準備として、テストに出題される問題の傾向を把握したり、カリキュラムを作成したりすることが必要。
【平均年収】
約350万~680万円
【求められる/得られるスキル】
- 学問への深い理解
- 説明力、コミュニケーション能力
- ユーモア
- 時間配分やスケジュール調整の能力
【おすすめの理由】
講師職は、他の職業と比較すると年収は低い傾向にあります。
しかし、人と関わる仕事の中でも、相手と深い信頼関係を結ぶことができる職業です。
自分が持っている生徒の成績が向上したり、志望校に合格したりした時の生徒や両親からの感謝の言葉は、他の仕事にはない「やりがい」を感じるはずでしょう。
子供が好きな人、人にものを教えることが好きな人におすすめです。
ただし……
会社ではお互いの「社会人スキル」により、ある程度のコミュニケーションがはかれます。
しかし、生徒の年齢によってはかなりの工夫や忍耐が必要となるかもしれません。
私小島の夫は、その昔生徒に授業を教える仕事をしていましたので、講師職について聞いてみました。
確かに生徒が自分の指導で成績が伸びたり、問題が解決したりするのはやりがいがある。
しかし、中には「家庭の事情」に踏み込んでしまうこともあり、そのときはやるせなさや「結局はサポートしかできない」という気持ちにもなる。
また、学歴や経歴もモノを言う世界。
子どもよりも、休みの連絡をしないなどの親の非常識さがイラっとくる。
信頼の積み重ねが結果に繋がり、やりがいとなる仕事だと思う。
と、いうことです。
観光案内
【仕事内容】
観光案内をメインとした地域やイベント紹介。
観光客に特定の場所に特化した情報を伝えたり、パンフレットやイベント資料を作成したりすることも。
【平均年収】
約200万~680万円
※ガイドや観光タクシー、案内所での仕事などさまざまな仕事形態があるため、一概に平均年収を出すことは難しいです。
旅行会社の平均年収はおよそ540万円です。
(参考:就活の未来 (shukatsu-mirai.com))
【求められる/得られるスキル】
- 地域の場所や歴史への深い理解
- 説明力、コミュニケーション能力
- 臨機応変さ
【おすすめの理由】
特定の地域や場所が好きな人にはおすすめです。
歩きながら解説するガイドだけでなく、観光タクシーや観光案内所など、地域に関わるさまざまな職種があります。
観光客相手だけでなく、地元の店舗や役所の地域交流課との交流など、その場所独自のコミュニティと関わることもできます。
観光業には国家資格や民間検定も多く、働きながら資格を取れば転職にも有利になります。
例えば
- 通訳案内士
- 観光英語検定
- 旅程管理主任者
- 旅行地理検定 など
定年以降も働き続ける人が多いため、長く仕事が続けられるのも嬉しいですね。
以上、人と深く関わる仕事について、具体的に5つ紹介させていただきました。
次章では人と深く関わる仕事の特徴や、この仕事が向いている人とはどのような人なのか見ていきましょう。
人と深く関わる仕事の特徴って?
人と深く関わる仕事の特徴はどのようなものでしょうか?
改めて意識することで、自分自身がどのような働き方をするか考えるきっかけになります。
特に人と深く関わる仕事に転職/就職しようとしている方は、メリットデメリットも確認しましょう。
やりがいを感じやすい
人と深く関わる仕事はお客様がどのようなサービスや商品を求めているのか、どのようなことに悩みを抱えているのかをヒアリングする必要があります。
そのため、他の仕事と比較しても、顧客との精神的な距離がかなり近くなります。
お客様からの心からの「ありがとう」という感謝の言葉や満面の笑顔は、「この仕事をしていてよかった!」というやりがいを感じることができるでしょう。
学歴関係なくキャリアアップする可能性が高い
上記の職業紹介でも述べましたが、人と深く関わる仕事、特に営業やコンサルタントは結果や成果を重視する傾向にあります。
そのため、その他の仕事と比べてキャリアアップがしやすいです。
学歴で足切りされることが少ないため、転職や就職の際に選べる職業の幅が広いのもメリット。
昇進や成果で給与やボーナスも上がるため、努力すればするほど収入が上がっていきます。
社会人基礎力が上がる
経済産業所が提唱している社会人基礎力とは、以下の3つの能力のこと。
- 前に踏み出す力
- 考え抜く力
- チームで働く力
これらはこれからの人生100年時代、職場や社会生活において様々な人と働くにおいて必要な能力と定義されています。
この社会人基礎力は、「個人の企業・組織・社会とのかかわりの中で、ライフステージの各段階で活躍し続けるために求められる力」です。
そしてこの力を身に着けるには、実際に企業・組織・社会との関わりの中でしか身に着けることができません。
そのため、人と深く関わる仕事をすることで、この社会人基礎力を身に着けることができます。
将来性がある
近年「2045年問題」や「シンギュラリティ」といった言葉が世間一般にも出回るようになってきました。
これは、人工知能(AI)が人類の知能を超える「シンギュラリティ」が2045年に起こり、それによって多くの人の仕事がAIに取って代わられてしまうのではないか?という問題です。
しかし、人間の感情をくみ取り、その相手に寄り添うことができるのは人間しかいません。
そのため、人と深く関わる仕事はAIに奪われてしまう心配はなく、むしろこれから需要が高まります。
人と関わりが深い仕事ほど、将来的になくなる心配は少ないでしょう。
人と深く関わる仕事が向いている人って?どんなスキルが必要?
人と深く関わる仕事は、どのような人に向いているのでしょうか?
「コミュニケーションが苦ではない」という以外にも、多くの特徴が挙げられます。
性格やスキルからおすすめの職業も紹介します。
社交性のある人
社交性のある人は、自分の知らない価値観を柔軟に受け入れたり、相手の心情を察する能力が高いです。
他人との付き合い方が非常にうまく、相手に「もっと一緒に居たい」と感じさせます。
人と関わる仕事では、相手の立場に立って寄り添う姿勢が大切になります。
そうすることで、相手の心をつかむことができ、売り上げや結果を出すことができるのです。
社交性のある人におすすめな仕事
営業職・アパレル店員・ホテルマンなど
責任感が強い人
責任感が強い人は、相手から一度請け負ったことを最後まで成し遂げようとします。
遅刻やいい加減な仕事をしないため、人から信頼されやすいです。
仕事上で「あの人は信頼できる」「仕事を任したい」と思われればこっちのモノ。
どんどん責任ある仕事をこなし、キャリアアップを目指しましょう!
責任感が強い人におすすめな仕事
人事職・コンサルタント職・マネージャー職・飲食店/小売店の店長など
貢献心が強い人
貢献心が強い人は、純粋に「人の役に立ちたい!」と考えている人です。
このような人は、感謝の言葉や笑顔を受けると、やりがいをより感じることができます。
そのため、人と深く関わる仕事は天職かもしれません。
直接お客様と関わることができ、感謝されるタイミングも多い仕事がおすすめです。
とはいえ、犠牲心や奴隷根性は貢献心とは異なります。
「ブラック企業」や「やりがい搾取」などですりつぶされないように注意してくださいね。
貢献心が強い人におすすめな仕事
講師職・ホームヘルパー・介護士・など
【資格不要】やりがいがある「人と深く関わる仕事」とは?楽しいと感じる仕事を見つけよう!
仕事が楽しいかどうかは人や状況によって異なりますが、楽しく働ければ嬉しいですよね。
今みなさんは、ご自身の仕事を楽しくこなすことができていますか?
今回は、人と深く関わるやりがいのある仕事について、その特徴やおすすめの職種を紹介しました。
辛いと感じる仕事を続けるより、自分に合った仕事を見つけて、少しでも楽しい日々を送っていきましょう!
実際、私がブラック企業に勤めていたときはストレスで胃に穴も空き、かなり苦しみました。
「ストレスの軽減=楽しい仕事への転職」は健康的で文化的な生活に必要です!
もし「自分にどんな合う仕事がわからない!」という場合は、キャリアコーチングを受けてみるのもおすすめです。
最後までご覧いただきありがとうございました(^^)